令和さん、もう6歳
昭和生まれの自分としては平成を飛び越えた時点でだいぶ驚きだったのに、もう令和さんも6歳になったそうな。
エンジニアとしては、テーブル上和暦で持っているものを変換できるようにしたり、古くから存在する帳票に令和を表示されたりと、令和さんによって余計な作業を増やされた感はあったけれど、まあ一瞬でも仕事をくれた存在としては感謝せざるを得ない存在である。いや、そんなことねえか。和暦にいいとこなんてねえわ。ことシステム開発においては。
そういえば、和暦を意識することって、だんだん無くなってきている気がする。
令和も既に6年経っているけれど、ここ最近手書きでものを書いたり、そもそも元号を書く機会がなかったりで、思った以上に慣れていない。日本も色んなところで和暦より西暦を使うようになっているんだろう。多くのものがシステム化する中で、和暦より西暦の方が取り回ししやすいのは間違いないし、人が見るにしても西暦表記の方が正確な年齢を把握しやすいってのは間違いないところだ。
では逆に、和暦の方が優れている部分はどこなんだろうかって考えたとき、個人的にはカテゴライズの部分になるのかなと思っている。
平成生まれからすれば、昭和の人は多少年齢層が上の人達であるとカテゴライズされるし、昭和生まれの人からすれば、令和生まれは子どもや孫に当たる世代としてカテゴライズできる。
また、よく歌番組なんかで昭和時代のヒットソング〜とか平成時代の〜などをよく見るが、ざっくり世代をカテゴライズすることで視聴者側もイメージしやすかったりするメリットもあったりする。平成世代を1989年〜2019年と表すより、平成とした方が表記としてはシンプルで伝わりやすい訳だ。まあ和暦が浸透してるからこそ、こうなってしまうのだけど。
日本から和暦文化が無くなる事はないだろうし、これからも和暦と西暦が共存することになるだろう。ただ、意識する機会は徐々に少なくなっていく。既にWEB入力において和暦を求められることは稀だし、紙の書類においても西暦に置き換えられていくだろう。
でも、和暦は生き続ける。例え1年に1度しか意識しなくなっても生き続けるだろう。
と言うわけで、令和さん。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。そしてまた来年。