ドメインパワーの呪い
会社でSEO対策している人はもちろん、個人でブログやってる人も何となく意識した事があるであろうドメインパワー。
これをざっくり説明すると、「そのホームページの閲覧がどのくらいあるのか、どのくらい評価されてるのか」みたいなやつを数値化するっていうもの。昔Google公式で出してたPageRankなるものがあって、前述の役割を持っていたけれど、2016年に廃止されてしまったので、今は非公式に各サービスがドメインパワーと言う形で評価する感じになっていると言う歴史がある。
このドメインが爆誕した時はまだまだPageRankが現役で、自分もよく見てたりしていたし、何だかんだでホームページの評価が数値で示されるのは楽しかった記憶がある。ただ、当時はPageRankを上げようとあれこれ勉強する事もなかったし、上げるためにホームページの内容をマイナーチェンジしてみよう、みたいなこともしていなかった。当時学生だしね。
趣味でやってるにしては評価されていたので、なんかラッキーみたいな感じではあった。で、思い返してみると、当時のコンテンツのアクセス数の大半はカップラーメンのレビュー記事だった。なんでこれを始めたかと言うと、当時の自分はコンビニの夜勤でバイトしていて、割と最速レベルでカップラーメンの新作と出会えるから、バイト開けに買って、そのまま食べてレビューってのが出来た事により、どこより早くコンテンツが挙げられた、という点にあると思っている。
プレスリリースとか知らんかったし、各社の情報も追ってないけれど、偶然最速なロケーションに立ち会ってしまっていた訳だ。運良くアクセスが稼げて、Amazonのアソシエイトリンクからカップラーメンが売れて、そこそこの収益になっていた。
しかし時代は代わり、このドメインはともかく、もう一個のブログの売上のトータルが、当時の一ヶ月分にも達していない。クソワロタ。いや、別に学生時代と比べれば圧倒的資金力があるし、ブログの運用費用なんて趣味としても激安なんだけど、どうしても当時と比べてしまうんだよね。なんか十年前の自分に負けてるみたいな。
恐らく当時と比べたらブログをやっている人は増えているし、その中でも収益化ガチ勢みたいなのが増えてきているのが現状だから、趣味でやっている人が伸びづらい部分があるのは分かる。でも、当時も趣味でやってたんだぜ。おかしいやろ。みたいな気持ちもあったりする。
ここでPageRank、そしてドメインパワーの話に戻るけど、そもそも趣味としてやっているブログなのに、そんな数字を気にするのはおかしい気がするし、気にしちゃいけねえと思い始めている。テキストしか書いてねえなら、明確に数値化できるのは文字数だけなのよ。
ただ、そんなもん実社会じゃなんも評価されない。実際、設計書にしろ、コードにしろ、短くコンパクトなほど評価される。結局全てにおいて可読性が最優先で考慮される。
そういう意味で言うと、このブログは正直可読性は悪いと思っている。可読性を求めるうえで一番重要なことは、読み手が普段見慣れている形式で文章を書くことだ。そして、文章をさだけでは表現しづらい部分を、図なり表なりで示すことだ。もちろん図にしろ表にしろ、コンパクトにまとまる方が良い。これは設計書も同じだ。
そして、良いブログ記事もこれが漏れなく守れているし、そうすると、ドメインパワーも上がるしGoogle先輩からも評価されるだろう。そうしないと、今は個人ブログで収益化するのは難しいのだと思し、実感もしている。
時分にとってブログは趣味だ。なので、少なくともこのブログに関しては収益化するつもりは一切ないし、広告もアフィリエイトも設置していない。そして実際に、メインでやってたブログより、こっちのブログの方が更新頻度がめっちゃ高くなっている。収益化してないほうが趣味としては健全なのだと言うのを、身をもって実感している。
もちろんメインでやってる収益化しているブログも好きでやっているし、不満はないんだけども、どうしてもこんな感じのしょうもない、まとまりのない文章を書くことは出来ないという気持ちになっている。少なからず、ドメインパワーという呪いにかかっているんだろう。学生時代の相対評価、関心意欲態度みたいなものに似ている感じもする。
ルールに則り、その通りに行動して成果を出すのは、趣味でやっている人減には余りにもしんどい。別にそんなにやる気もないし。
そんなこんなでこのブログが爆誕したので、正直ここは居心地が良いと思っている。ここは完全な趣味。もちろん誤字脱字のチェックもしないし、一回書いたら読み直しはしない。
ただ、それでいい。自分は読書という比較的賢そうな趣味を持っているが、これを評価する人とは出会った事はない。分かるよ、どう考えてもただの陰キャだし、中身なさそうに聞こえるもん。実際話合わねえから。そこでは。これもドメインパワーと一緒なんだよ、本当に。他の奴らと合わせるのがドメインパワーなんだから。
まあドメインパワーに恨みがある訳ではないけど、プライベートにおいては気にしないでおこう。というのがまとめです。ここまでなげえ。
では、今日はこの辺で。