ウェブサイトにおけるダークモードの普及と落としどころ
近年はXなどのSNSやEvernoteなんかのメモアプリにおいて当たり前のようにダークモードが実装されています。Chromeなどのブラウザ側もダークモードに対応しており、検索結果がダークモードで表示されるようになっていますよね。
ダークモードはページの配色を白系の通常色から光の量が少ない黒系に切り替えることで目への負担を減らすよって言うのでとても有益なものです。
とは言え、現状だと一部の有名なWebサービス、SNSとか、モバイル用のアプリケーションではダークモードの実装がされているものの、一般のウェブサイトにはまだまだ普及していないイメージはあります。これに関しては企業ページもそうだし、個人ページにおいても同じようなイメージですね。
ダークモード自体は徐々にウェブ業界において普及してきているのは間違いないですし、今後ウェブサイトを作成する上では実装するかどうかを検討するレベルには来ていると思います。ただ、何でもかんでもダークモードにしちゃうのはどうなんだろうなあ。ってのが今回のお話です。
もちろんダークモードは有益なものですし、ユーザビリティを考慮するのであれば実装したほうが良いと思います。今であれば、ダークモードの有無で類似サイトより優位となる場合もあるでしょう。
しかしながら、全てのページがダークモード化してしまったらどうでしょう。なんとウェブの世界が真っ暗になります!これぞまさにダークウェブ!目に優しいとかじゃねえ、目が見えなくなるわ。
自分はウェブデザイナーではないのでアレですが、普段デザインをメインにしている人からしてみれば、なんか張り合いが無い感じになっちゃうと思うし、折角拘って作ったデザインが黒で反転しちゃうのって違うのかなと思うんじゃないのかなあと。表現の自由よ。
デザインにおいて配色は大事な要素ですし、我々消費者サイドも目を引くデザイン、配色で購買意欲が湧くこともあります。誰だって好きな色もあるでしょう。売り手としてもダークモードで商品の訴求をするのは難しいはずです。もちろん取り扱う商材によるのでしょうけど。
現実的に考えると、ニュースサイトやまとめサイトなどのテキストがメインコンテンツの場合はダークモードは実装した方がメリットが大きく、ショッピングサイトやランディングページにおいてはダークモードを実装する必要はないし、悪影響の方が大きいのかなと思っています。
当サイトでは、前述の話に当てはめダークモードを実装しても問題ないと判断し、一時的にダークモードを導入することにしました。今も画面の左下辺りに切り替えスイッチが表示されていると思います。
今回はダークモードを例として挙げましたが、何をするにしても、メリットとデメリットはしっかり考えたいですし、ユーザー目線に立っての意見も踏まえた上で導入を決めたいところですね。まあ自分は底辺なんでそんな権限はない訳ですが。自分自身もダークモードになりそうなので、今日はこの辺で。